Google Talk の評判をあまり耳にしないのだが、 Jabber のプロトコルを使っているということを今ごろになって知った。考えてみれば、Google Talk に関する記事をまじめに読んだことがなく、意識しはじめたのも最近のことだった。もちろん、リリースされた昨年夏頃のニュースや記事を見れば、Jabber であることも書かれていたのだが(
音声も使えるらしい)。リテラシー上の問題で、一年くらいまえから徐々に使わなくなってきてたので、興味もわかなかった。
しかし、世の中の流れはそうはさせてくれず、そうした苦手なツールの調査も避けては通れない。かつて友人にいろいろと教えてもらったことや雑誌の記事で目にしたキーワードをたよりに、暗号化セッションを張れるということで Jabber に辿りついた。それで、実際に試してみようと
パッケージにしてみたわけだった。
それも束の間、中継サーバをたてる手間を考えたら、結局、Skype でいいじゃんと言われることになりそうだ。Skype ではメッセージの暗号化が行なわれる上に、サインインをした後はP2Pでのセッションとなり、中継サーバへの負荷がなくてすむ。今ごろになって皆さんが騒いでいた理由がわかったような気がする。興味を失うということは恐ろしいことだとつくづく感じる。
話をJabber に戻すと、先日 Jabber をパッケージしたついでに、キャラクタ端末版クライアントの centericq もパッケージしたのだが、これと Google Talk とでも通信ができるということである。あたりまえだが、Gmail アカウントで Google Talk サーバにサインインするだけである。
centericq はキー操作なので使いづらいのだが、慣れてくるとそれなりに便利な面もある。centericq で Jabber へは暗号化セッションを張れるのだが、残念なことに Google Talk では暗号化の設定の仕方が見つからなかった。
GoogleTalk は音声通話もサポートしていて、先頃リリースされた
festoonのプラグインを使うと、Skype とのテレビ電話もできるようになるそうだ。