OSSミドルな戯れ
JUGEMテーマ:コンピュータ
2017-12-13 core_freqにいてのコメント追加
Macユーザの同僚がRaspberry Pi を使ってLチカをしたいということで探したところQiitaで見つけた、「激安USB-Serial アダプタを使って、Macと Raspberry Pi 3 をシリアル接続する」。激安って¥137-(送料込み) でびっくり(おそらく、サポート終了品)。
/boot/config.txt
にcore_freq=250
を追記するだけ。もちろんenable_uart=1
も必要。
※core_freq=250 というのが気になる。CONFIG.TXTのOVERCLOCKING文書を見ると、Pi2, Pi3では、L2キャッシュに少しだけ影響があるみたい。
なお、このUSB-TTLシリアルコンソール変換ケーブルの説明には、
とあり、もちろんWindows10にも対応していない。ケーブル開発元のページをたどってチップメーカ( Prolific Technology Inc.)サイトからWindows用のドライバもダウンロードできるが、このケーブルのチップセット(PL2303)は古く、サポートはWindows7までだった。
※後日見つけたWindows10でPL2303を無理やり動かすというページでは、PL2303をWindows10で使うための修正ドライバ(PL2303 Code 10 Fix)のページへのリンクがある。ただし、この修正ドライバは個人利用以外には使わないようにとの注意書きがある。使えなくはなさそうだが、あくまでも自己責任のうえでということ。
Linuxディストリビューションでは、 PL2303 のドライバが標準サポートされているので、問題なく使えた(ただし、試したのは Ubuntu 15.04 とCentOS 6、および、CentOS 7)。
必要なのはシリアル通信用のカーネルモジュール、Ubuntuの場合は次のコマンドでインストール。
$ sudo apt-get install moserial
そして、リアルコンソール変換ケーブルのUSB端子をPCのUSBポートに接続する。dmesg を実行で見ると表示の中に次のようなメッセージが確認できる。
[ 1775.164266] usb 2-2: new full-speed USB device number 3 using uhci_hcd
[ 1775.323236] usb 2-2: New USB device found, idVendor=067b, idProduct=2303
[ 1775.323257] usb 2-2: New USB device strings: Mfr=1, Product=2, SerialNumber=0
[ 1775.323271] usb 2-2: Product: USB-Serial Controller
[ 1775.323284] usb 2-2: Manufacturer: Prolific Technology Inc.
[ 1775.326997] pl2303 2-2:1.0: pl2303 converter detected
[ 1775.342056] usb 2-2: pl2303 converter now attached to ttyUSB0
※赤文字のところに注目(ここで、ttyUSB0はデバイス名で接続の際に指定するファイル名)
シリアル端末エミュレータとしては、Linuxディストリビューションでは昔ながらの通信ソフトの minicom を使ってみる。
Ubuntuの場合、次のコマンドでインストールできる。
$ sudo apt-get install minicom
root ユーザで実行するか、あるいは、次のようにデバイスにパーミッションを与え、
$ sudo addgroup $USER dialout
そして、gnome-terminalなどのターミナル上で、minicom コマンドをデバイス指定で実行する。
$ minicom -D /dev/ttyUSB0
minicomが起動すると、Ctrl+A に続けて Z キーを押すとヘルプが表示される。
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